夫のリハビリに来て下さっている理学療法士のかたには、我が家の娘と同い年の息子さんがいらっしゃって、その3歳下に妹さんがいらっしゃいます。お勉強させることに熱心で、小学生の時から塾に通わせて、二人とも中学受験をして中学から私学に通っていらっしゃいます。

 

お兄さんの方は地元の学区でトップクラスの子が通う公立の高校に進学しました。今年3年生になるので、来年には大学を受験する予定です。

 

お父さんとしては、息子に関西でトップクラスの京大か阪大に行ってほしいのだそうです。今から一浪するのを前提に考えていらっしゃるようです。

 

妹さんはお兄さんと同じ私立中学に進学したものの成績が今ひとつらしく、お父さんの希望する高校に進学するには、もう少し勉強に力を入れる必要があるとのこと。妹さんはダンスが好きで、ダンスに励んでいるそうですが、ダンスでは食べていけないと言って聞かせているとのこと。

 

この話を聞いて、夫は思わず「かわいそう」と言ってしまったらしく、あとで言わなかったら良かったとつぶやいておりました。

 

とにかく、うちら夫婦とは考え方が180度違っていて、いまだにこんなふうに考える人がいらっしゃるんだなあという感じ。

 

うちらは娘にこうしてほしいとかああしてほしいとか、とくに思っていない。思っているとしたら、娘がやりたいことの邪魔をしないということだろうか。夫が障害者だから、一緒に面倒見るのを手伝ってほしいとかもまったくないし。むしろ、そんなこと気にせず、好きなように生きていってほしいという感じ。

 

それぞれがそれぞれに楽しく愉快に暮らして、会えば会ったで一緒に楽しく過ごす。そういう関係性でありたい。